記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。
今回は、Creo Parametric の図面で、幾何公差を作成する手順を簡単な例でご紹介します。
この資料では、下記の手順をCreo Parametric4.0の例で説明します。
・平面度を0.02 に設定する
・データムA を基準とした平行度
[1]平面度を0.02 に設定する
-
図面にて、アノテーションタブ>アノテーショングループ>幾何公差をクリックします。
-
初期設定の幾何公差が表示されますので、配置したいサーフェスをクリックします。
選択されたサーフェスに矢印が固定されますので、幾何公差を希望の場所に配置し、中ボタンをクリックして位置を確定します。
-
幾何公差が配置されると、幾何公差タブが表示されます。
-
幾何公差タブ>シンボルグループ>幾何公差特性をクリックして、プルダウンメニューから、平面度を選択します。
幾何公差の特性記号が、位置度から平面度に変化します。
-
幾何公差の数値を、0.01 から0.02に変更し、エンターキーを押します。
何もない場所で左ボタンをクリックし、確定します。
[2]データムA を配置する
-
アノテーションタブ>アノテーショングループ>データムフィーチャーのシンボルをクリックします。
-
データムシンボルが表示されるので、配置したいサーフェスをクリックします。
選択されたサーフェスにデータムが固定されますので、シンボルを希望の場所に配置し、中ボタンをクリックして位置を確定します。
何もない場所で左ボタンをクリックし、確定します。
-
アノテーションタブ>アノテーショングループ>幾何公差をクリックします。
-
先ほど設定した平面度の何公差が表示されますので、そのまま配置したいサーフェスをクリックします。
選択されたサーフェスに矢印が固定されますので、幾何公差を希望の場所に配置し、中ボタンをクリックして確定します。
- 幾何公差が配置されると、幾何公差タブが表示されます。
-
幾何公差タブ>シンボルグループ>幾何公差特性をクリックして、プルダウンメニューから、平行度を選択します。
幾何公差の特性記号が、平面度から平行度に変化します。
-
幾何公差の数値を、0.02 から0.05に変更し、エンターキーを押します。
何もない場所で左ボタンをクリックし、確定します。しかし、平行度はデータム指示が必要なので、幾何公差に赤い下線が表示されています。
-
幾何公差を選択し、幾何公差タブ>幾何公差とデータムグループ>一次データム参照をクリックします。
「選択」ダイアログボックスが表示されます。
データムAを選択します。
-
「選択」ダイアログボックスに「データムA」が追加されます。「OK」をクリックします。
-
幾何公差を選択し、shift キーを押しながら幾何公差の位置を右側にドラッグします。
何もない場所で左ボタンをクリックし、確定します。以上で目的の幾何公差が作成出来ました。
[3]平行度0.05 を設定する
Creo 部品間距離やXYZ 座標間距離を表示させる方法
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。
今回は、部品間の距離を調べる方法とXYZ座標間の距離を調べる方法をご紹介します。
部品間距離を調べる方法
右図のような、アセンブリを例に紹介します。
-
解析タブ>測定グループ>測定>サマリーをクリックします。
「測定:サマリー」のダイアログボックスが表示されます。
「+」のボタンをクリックし、表示項目を展開します。
-
グラフィックウィンドウで1つ目の頂点をクリックします。クリックした頂点のXYZ座標が表示されます。
ctrlキーを押したまま、2つ目の頂点をクリックします。2つの頂点間の距離が表示されます。
選択した2か所の頂点の「+」のボタンをクリックします。
-
2つの頂点のXYZ座標がそれぞれ表示されます。
グラフィックウィンドウに表示された内容は、「測定:サマリー」のダイアログボックスにも表示されます。
XYZ座標間距離を調べる方法
-
「測定:サマリー」のダイアログボックスの「投影」の右側ボックスをクリックします。
アセンブリの座標系をクリックします。
-
グラフィックウィンドウで、「すべての参照」に、距離だけではなく、XYZ座標間の距離が追加表示されます。
グラフィックウィンドウに表示された内容は、「測定:サマリー」のダイアログボックスにも表示されます。
-
「測定:サマリー」のダイアログボックスで、「i」ボタンを押すと、結果が情報ウィンドウに表示されます。
この情報は、ファイル>名前を付けて保存 にて、テキストファイルとして保存することが出来ます。
-
「測定:サマリー」のダイアログボックスで「オプション」ボタンを押すと、「オプション」ウィンドウが表示されます。
ここで、測定の単位を変更することが可能です。
設定を繰り返し使用する方法
-
「測定:サマリー」のダイアログボックスで、「閉じる」をクリックすると、投影条件をアセンブリの座標系に設定した情報がリセットされます。
引き続き距離だけではなく、XYZ座標間の距離も計測したい場合は、次のようにします。
「測定:サマリー」のダイアログボックスで「保存」をクリックします。「解析を保存」にチェックを入れ、名前を付けて保存します。
「測定:サマリー」のダイアログボックスで「閉じる」をクリックし、測定を終了します。
-
解析タブ>管理グループ>保存された解析をクリックします。
「保存された解析」ダイアログボックスが表示されます。左下の定義の編集ボタンをクリックします。
先ほどの解析結果が読み出されます。
-
「参照」の一つを選択>右ボタン>すべて除去をクリックします。
指定した2つの頂点が削除され、結果もリセットされますが投影条件はそのまま残ります。
-
新しい測定対象の頂点2か所を選択します。グラフィックウィンドウの「+」のボタンをクリックし、結果を展開します。
「すべての参照」に、距離だけではなく、XYZ座標間の距離も表示されます。
グラフィックウィンドウに表示された内容は、「測定:サマリー」のダイアログボックスにも表示されます。
このように解析条件を設定後、「解析を保存」することにより、解析条件を呼び出して再利用することが可能です。
Creo 異なるモデル図面のインポート方法
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。
今回は、Creo Parametricで、異なるモデルの図面を一つの図面にインポートする方法を
Creo Parametric4.0 の手順でご紹介します。
モデルと図面は、次の3 種類とします。
部品「PRT0001.prt」と図面「drw0001.drw」
部品「PRT0002.prt」と図面「drw0002.drw」
部品「PRT0003.prt」と図面「drw0003.drw」
Creo 異なるモデル図面のインポート方法
-
まず、部品「PRT0001.prt」の図面「drw0001.drw」を開きます。最初、この図面には「シート1」しかありません。
この図面に、部品「PRT0002.prt」の図面「drw0002.drw」を取り込みます。
レイアウトタブ>挿入グループ>図面/データをインポートをクリックします。
「開く」のダイアログボックスが表示されます。「drw0002.drw」を選択し、「開く」をクリックします。
-
部品「PRT0001.prt」の図面「drw0001.drw」の「シート1」の右側に「シート2」が追加されました。
「シート2」をクリックします。部品「PRT0002.prt」の図面「drw0002.drw」であることが分かります。
-
次に、部品「PRT0003.prt」の図面「drw0003.drw」を取り込みます。
部品「PRT0001.prt」の図面「drw0001.drw」の「シート2」を開いた状態で、
レイアウトタブ>挿入グループ>図面/データをインポートをクリックします。
「開く」のダイアログボックスが表示されます。「drw0003.drw」を選択し、「開く」をクリックします。
-
部品「PRT0001.prt」の図面「drw0001.drw」の「シート2」の右側に「シート3」が追加されました。
「シート3」をクリックします。部品「PRT0003.prt」の図面「drw0003.drw」であることが分かります。
-
このようにして、異なるモデルの図面をインポートすることが出来ます。
異なるモデルの図面をインポートする場合、元の寸法はそのまま表示されます。
Creo パラメトリック注記の作成方法
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。
今回は、Creo パラメトリック注記の作成方法についてご紹介します。
Creo パラメトリック注記の作成方法
Creo Parametric の図面では、通常、C面取りの注記において矢印が面取り部分に垂直に自動作成されます。
何らかの理由で、このC面取り注記の矢印を、普通の引出線付き注記の矢印のように垂直以外の矢印にしたい場合、
パラメトリック注記を使うと希望を実現できます。
この資料では、Creo Parametric4.0の手順にてパラメトリック注記の作成方法を説明致します。
-
下図のモデルの図面を例に説明します。
標準状態は、次のとおりで、C 面取りの注記では、矢印が面取り部分に垂直に自動作成されています。
この場合、注記の位置を変えても、矢印の垂直な角度は変わりません。
-
C 面取りの寸法番号を確認します。
ツールタブ>モデル意図グループ>寸法切り替えをクリックします。
寸法表示が、寸法番号の表示に変わります。C 面取りの寸法番号は「d6」であることを確認します。
-
パラメトリック注記を作成します。
アノテーションタブ>アノテーショングループ>注記>引出線注記をクリックします。
面取り部分を指定して、注記の配置を決めます。
上記2の、C面取りの寸法番号「d6」の前に「&」を追記して、「&d6」と記載します。
上のC面取りの注記が自動的に消えて、「C1」のパラメトリック注記が表示されます。
-
寸法番号表示を、寸法表示に戻します。
ツールタブ>モデル意図グループ>寸法切り替えをクリックします。
寸法番号表示が、寸法の表示に変わります。
-
パラメトリック注記で作成したC 面取りの寸法は、引出線の矢印部分を自由な角度に変更することが可能です。
-
なお、パラメトリック注記ですので、モデルの寸法変更には追従します。
Creo カスタムモデルツリーをデフォルトに設定する方法
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。
今回は、Creo Parametricでモデルツリーの表示状態を変更し、
その変更表示をデフォルトに設定する方法について、Creo4.0の手順でご紹介します。
セクション1
-
標準状態は次のとおりです。
フィーチャーの表示チェックをデフォルトに設定して、モデルツリーにフィーチャーをデフォルトで表示させたい場合を例に 設定手順を示します。
-
まず、表示させたい状態にモデルツリーを設定します。
モデルツリー>設定>ツリーフィルタをクリックします。
-
「モデルツリーアイテム」のダイアログボックスが表示されます。
表示>フィーチャーにチェック>適用>OKをクリックします。
-
モデルツリーに、フィーチャーが表示されたことを確認します。
これで、モデルツリーが希望の表示状態になりました。
-
希望の表示状態になったモデルツリーの設定を保存します。
モデルツリー>設定>設定ファイルを保存をクリックします。
「モデルツリーコンフィグレーションを保存」のダイアログボックスが表示されます。
ファイル名欄に「tree.cfg」と入力し、任意のフォルダーを指定し、保存をクリックします。
デフォルト設定では、保存先はワーキングディレクトリです。
-
config.proに、保存したファイルを読み出すように設定します。
ファイル>オプション>コンフィグレーションエディタ をクリックします。
「Creo Parametric オプション」のダイアログボックスが表示されます。
「追加」ボタンをクリックします。
-
「オプションを追加」のダイアログボックスが表示されます。
オプション名:mdl_tree_cfg_file
オプション値:手順5にて指定したフォルダーをフルパスで指定します。
例:「C:\Users\ユーザー名\Desktop\111_TEST\tree.cfg」
「OK」ボタンをクリックします。
-
「Creo Parametric オプション」のダイアログボックスに設定が追加されます。
「OK」ボタンをクリックします。
-
「Creo Parametric オプション」のポップアップメニューが表示されます。
「はい」をクリックします。
「名前を付けて保存」画面で「OK」をクリックします。標準設定では、作業フォルダーに保存されます。
この9 の操作で、次回、Creo Parametric を起動した際も、設定を再読み込みします。
-
Creo Parametric を終了、再起動し、モデルを読込んで、ツリーの設定が再現されることを確認します。
Creo テーブルフォントの変更方法
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。
Creo Parametricのアセンブリ図面にて、部品テーブルのフォントを変更する方法を、
Creoarametric4.0 の手順でご紹介します。
具体的には、下図の図面を例にします。
Creo テーブルフォントの変更方法
-
テーブルタブに切り替えます。
右下のフィルターから「テーブル」を選択します。テーブルのどのセルを選択しても、テーブル全体が選択されます。
右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended
色:赤 に設定>適用>閉じる をクリックします。テーブル全体のフォントが、指定されたフォントの状態になります。
-
右下のフィルターから「テーブル行」を選択します。テーブルの最下行:項目行を選択します。
右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended 色:赤 に設定>適用>閉じる をクリックします。テーブルの最下行:項目行のフォントが、指定されたフォントの状態になります。
-
右下のフィルターから「テーブル行」を選択します。テーブルの上から2 行目:リピート領域の行を選択します。右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended 色:赤 に設定>適用>閉じる をクリックします。テーブルのリピート領域全体のフォントが、指定されたフォントの状態になります。このように、フィルター:テーブル行 にてリピート領域の行を選択した場合は、リピート領域の特定の行に適用されず、全てのリピート領域でフォントが変更されます。
-
右下のフィルターから「テーブル列」を選択します。テーブルの最下行:項目行の左から2列目「PART NUMBER」を指定します。
右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended 色:赤 に設定>適用>閉じる をクリックします。テーブルの2列目全体のフォントが、指定されたフォントの状態になります。
このように、フィルター:テーブル列 にて列を選択した場合は、指定した場所が、項目行であっても、リピート領域内であっても、指定したセルを含む全て列でフォントが変更されます。
-
右下のフィルターから「テーブルセル」を選択します。テーブルの最下行の項目名「DESCRIPTION」のセルを指定します。
右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended 色:赤 に設定>適用>閉じるをクリックします。テーブルの項目名「DESCRIPTION」のフォントが、指定されたフォント状態になります。
このように、フィルター:テーブルセル にて項目行のセル選択した場合は、指定した項目行のセルだけで、フォントが変更されます。
-
右下のフィルターから「テーブルセル」を選択します。テーブルの上から2 行目:リピート領域の「prt0002.prt」のセルを指定します。右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended 色:赤 に設定>適用>閉じる をクリックします。テーブルのリピート領域の「prt0002.prt」を含む列のフォントが、指定されたフォント状態になります。
このように、フィルター:テーブルセル にてリピート領域のセル選択した場合は、指定したリピート領域の列で、フォントが変更されます。
-
フィルターと指定場所と結果 の関係をまとめると、次のようになります。
Creo 保存場所を表示する方法
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術サポートチームです。
Creo Parametric にて、アセンブリの子部品の保存場所が不明になった場合などに、
部品の保存場所を表示させる方法を、Creo4.0の手順でご紹介します。
Creo 保存場所を表示する方法
-
アセンブリを開きます。
-
ファイルタブ>オプション>コンフィギュレーションエディタ>サーチをクリックします。
-
「サーチオプション」のダイアログボックスにて、キーワード:display_full_object_path を入力し、「サーチ」ボタンをクリック、値:yes を選択し、「追加/変更」>「閉じる」をクリックします。
「Creo Parametric オプション」のダイアログボックスにて、「OK」をクリックします。
「Creo Parametric オプション」のポップアップメニューにて、「はい」をクリック、「名前を付けて保存」のダイアログボックスにて、デフォルトの保存場所が表示されるので、保存場所を確認して、「OK」をクリックします。
-
アセンブリ画面に戻って、ツールタブ>調査グループ>モデル情報をクリックします。
「モデル情報」のダイアログボックスが表示されるので、トップレベル>適用をクリックします。
-
組み込みブラウザに、全てのサブアセンブリとモデルの「モデル情報」が表示されます。この中の2段目の情報で、モデルの保存場所(パス)を確認します。
なお、このフルパスはマウスでなぞって、コピーし、メモ帳などに貼り付けることが出来ます。
また、モデル情報はワーキングディレクトリに、「*.inf.番号」のテキストファイルで保存されます。こちらもテキストファイルですので、メモ帳で開くことが可能です。
-
組み込みブラウザを閉じて、モデルやアセンブリの表示に戻したい場合は、左下の地球のマークのアイコンをクリックしてください。
-
上記の操作は、アセンブリだけではなくモデルからでも同様に実施出来ます。
例えば、アセンブリから目的のモデルを開きます。
-
モデル画面にて、ツールタブ>調査グループ>モデル情報をクリックします。
-
組み込みブラウザに、全てのサブアセンブリとモデルの「モデル情報」が表示されます。この中の2段目の情報で、モデルの保存場所(パス)を確認します。
上記と同様、このフルパスはマウスでなぞって、コピーし、メモ帳などに貼り付けることが出来ます。
また、モデル情報はワーキングディレクトリに、「*.inf.番号」のテキストファイルで保存されます。こちらもテキストファイルですので、メモ帳で開くことが可能です。
-
組み込みブラウザを閉じて、モデルやアセンブリの表示に戻したい場合は、左下の地球のマークのアイコンをクリックします。
Creo バルーン内に部品名を表示させる方法
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。
今回は、Creo Parametricのアセンブリ図面にて、BOMバルーン内に部品番号ではなく、
部品名を表示させる方法を、Creo Parametric4.0 の手順でご紹介します。
対象は下図になります。
Creo バルーン内に部品名を表示させる方法
-
テーブルタブ>データグループ>シンボルを切り替えをクリックします。
テーブル内の表示が、リピート領域のシンボル表示に切り替わります。
-
テーブル全体を領域指定で指定します。テーブル枠が緑色に変化し、バルーンの色も変化します。
-
右ボタン>プロパティをクリックします。
テーブルプロパティのダイアログボックスが表示されます。
BOM バルーンのタブをクリックします。BOM バルーンパラメータの「選択/変更」ボタンをクリックします。
-
テーブルから「asm.mbr.name」を選択して、デフォルトの「rpt.index」を変更します。
テーブルプロパティのダイアログボックスで、BOM バルーンパラメータの値が「rpt.index」から
「asm.mbr.name」に変更されます。
-
バルーンの中に、「asm.mbr.name」が表示されます。
-
テーブルプロパティのダイアログボックスで「OK」をクリックします。
-
テーブルタブ>データグループ>シンボルを切り替え をクリックし、表示をもとに戻します。
-
アセンブリ図面にて、BOMバルーン内に、部品番号ではなく、部品名が表示されるようになりました。
BOM バルーンの大きさは、文字列の長さに追従して変更されます。
文字列を折り返すことはできませんが、すべての文字がバルーン枠内に収まるようになります。
Creo 三角記号による改訂番号を表示させる方法
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。
今回は、図面に三角記号と改訂番号を作図し、これをカスタムシンボルとして定義する方法を
Creo4.0の手順でご紹介します。
Creo Parametricには、標準で三角記号による改訂番号を表示させる機能はありません。
三角記号による改訂番号を表示させるには、カスタムシンボルとして定義します。
図面に作図するメリットは、実際の寸法サイズを参考にして作図が出来る点にあります。
Creo 三角記号による改訂番号を表示させる方法
-
図面上で作図するために、グリッドを表示させます。
スケッチタブ>設定グループ>ドラフトグリッドをクリックします。
メニューマネージャ>グリッド修正>グリッドパラメータ>X&Y間隔>例えば、0.05>終了>グリッドを表示 で、グリッドが表示されます。寸法値のサイズを参考にするため、寸法値付近を拡大表示します。
-
グリッドにスナップする設定を行います。
スケッチタブ>設定グループ>スケッチャープリファレンスをクリックします。
スケッチャープリファレンス>スナップ>グリッド交差>閉じるをクリックします。
-
改訂番号のためのテキストを配置します。
アノテーションタブ>アノテーショングループ>注記>非接続注記をクリックします。
点を選択>フリー点をクリックします。
図面上で、位置を決めて、可変テキストにするため「\text\」と入力し、注記を作成します。
-
三角記号を作成します。
スケッチタブ>スケッチグループ>線をクリックします。
グリッドの交点スナップを利用して、テキストの大きさを参考に、三角記号を作図します。
-
三角記号の位置まで注記を移動し、位置を調整します。グリッドのスナップをoff にして、
グリッドも非表示にします。
-
アノテーションタブ>アノテーショングループ>シンボル>シンボルギャラリー
をクリックします。
メニューマネージャ>シンボルギャラリー>定義をクリックします。
シンボル名をここでは、「syuusei」と入力し、終了をクリックします。
-
メニューマネージャ>シンボル編集>図面コピーをクリックし、図面を開きます。
図面から、作成した三角記号と注記を選択し、選択>OK をクリックします。
-
メニューマネージャ>シンボル編集>属性をクリックします。
シンボル定義属性>一般タブ>フリーにチェック>基準を選択をクリックします。
点を選択>フリー点を選択し、例えば、三角記号の左下の頂点を選択します。
-
シンボル定義属性>一般タブ>シンボルインスタンス高>可変-テキスト関連>テキスト選択をクリックし、
注記を選択します。これにより、注記の大きさが可変となり、注記の大きさに従って、三角記号も大きさが変わります。
-
シンボル定義属性>可変テキストタブ>プリセット値 にて、「text」文字を削除し、数字「1~9」をテキスト入力し、
「OK」クリックします。これで、数字「1~9」が選択出来るようになります。
-
メニューマネージャ>シンボル編集>終了をクリックします。
メニューマネージャ>シンボルギャラリー>書き込みをクリックします。
保存ディレクトリの入力が求められますが、この例では、デフォルトディレクトリに保存し、そのままOK をクリックします。
メニューマネージャ>シンボルギャラリー>終了をクリックします。
-
作成した三角記号の改訂番号を配置します。
図面で、改訂番号を配置したい寸法部分を表示します。
アノテーションタブ>アノテーショングループ>シンボル>カスタムシンボルをクリックします。
カスタム図面シンボルのダイアログボックスが表示されます。
必要に応じて、一般タブ>プロパティ>高さで文字高さを調整します。
可変テキストタブにて、text の値を、設定した1~9の中から選択します。
-
三角記号を配置します。カスタム図面シンボルのダイアログボックスのOKをクリックして確定します。
以上で、三角記号による改訂番号が配置されました。
なお、右ボタン>プロパティから、改訂番号等の変更も可能です。
スケッチにハッチングを作成する方法
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。
今回は、スケッチ作図にハッチングを追加する方法をCreo4.0 の手順にてご紹介します。
下図のような、3 種類のスケッチ作図にハッチングを追加します。
Creo スケッチにハッチングを作成する方法
-
モデルツリーから、スケッチ1を選択>右ボタン>定義を編集をクリックします。
-
スケッチ1 が表示されます。スケッチタブ>設定グループ>スケッチ設定をクリックします。
-
スケッチのダイアログボックスが表示されます。プロパティタブを開き、オプション>ハッチング線を追加>スケールと角度を設定します。
ここでは、スケール:0.2、角度:45としました。設定が終了したら、スケッチ>OKで完了します。スケッチ1にハッチングが追加されました。
-
モデルツリーから、スケッチ2を選択>右ボタン>定義を編集をクリックします。
-
スケッチ2 が表示されます。スケッチタブ>設定グループ>スケッチ設定 をクリックします。
-
スケッチのダイアログボックスが表示されます。プロパティタブを開き、オプション>ハッチング線を追加>スケールと角度を設定します。
ここでは、スケール:0.4、角度:135としました。設定が終了したら、スケッチ>OKで完了します。
スケッチ2 にハッチングが追加されました。
-
モデルツリーから、スケッチ3を選択>右ボタン>定義を編集をクリックします。
-
スケッチ3が表示されます。スケッチタブ>設定グループ>スケッチ設定をクリックします。
-
スケッチのダイアログボックスが表示されます。プロパティタブを開き、オプション>ハッチング線を追加>スケールと角度を設定します。
ここでは、スケール:0.6、角度:30としました。設定が終了したら、スケッチ>OKで完了します。
スケッチ3 にハッチングが追加されました。
-
このモデルの図面を作成すると、ハッチングはそのまま表示されます。