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2025/02/17

- Creo Parametric マップキーの作成方法とクイックアクセスツールバーへの登録方法 -

操作方法/TIPS CAD Creo Parametric

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの村井です。

今回は、マップキーの作成方法とクイックアクセスツールバーへの登録方法についてご紹介します。

【1】マップキーについての注意事項

  1. 以下のキーを使用してマップキーを作成することは出来ません。

    Ctrl、Alt、Shift の各キーと組み合わせたマップキーは定義できません。
    Ctrl + 任意のアルファベットのマップキーは定義できません。
    Alt + 任意のアルファベットのマップキーは定義できません。
    Shift + 任意のアルファベットのマップキーは定義できません。

  2. ファンクションキーや、アルファベットや数字の組み合わせでマップキーを作成することは可能です。
  3. Creo Parametric 以外の動作はマップキーに定義できません。

【2】マップキーの作成方法

[1]背景を白にするマップキーの作成例

  1. ファイルタブ>オプション>環境>マップキー設定 をクリックします。
  2. 「マップキー」のダイアログボックスが表示されます。
  3. 「新規」をクリックします。
  4. 「マップキー記録」のダイアログボックスが表示されます。
  5. 「キーボードショートカット」に初期値の「$F2」(ファンクションキーF2 の意味)が表示されます。
  6. ここでは「m01」に設定を割り当てることにして、「$F2」を削除し、「キーボードショートカット」に「m01」とキー入力します。
  7. 「名前」に「背景白」、「説明」に「背景白」とキー入力します。
  8. 「キーボード入力を記録」にチェックが入っていることを確認して、「記録」をクリックします。
  9. 「記録」をクリックすることで、以降のCreo Parametric に対する操作が自動的に記録されます。
  10. ファイルタブ>オプション>システム外観>グラフィック>背景>その他の色 をクリックします。
  11. 「カラーエディター」のダイアログボックスが表示されます。
  12. R:255.0、G:255.0、B:255.0 に設定し「OK」をクリックします。
  13. 「Creo Parametric オプション」のダイアログボックスで「OK」をクリックします。
  14. 「マップキー記録」のダイアログボックスで、「一時停止」をクリックします。
  15. 「レジュームプロンプト」のダイアログボックスが表示されます。「OK」をクリックします。
  16. 「マップキー記録」のダイアログボックスで、「OK」をクリックします。
  17. 「マップキー」ダイアログボックスに、キー:m01 が登録されました。
  18. ここで、上記(10)~(13)の手順で背景をデフォルトに戻した後で、「マップキー」ダイアログボックスの「実行」をクリックして、
    動作が希望の状態であるかを確認することをお勧めします。

[2]データム表示を非表示にするマップキーの作成例

  1. 続けて2 つ目のマップキーの設定を行います。
  2. 「マップキー」のダイアログボックス>「新規」をクリックします。
  3. 「マップキー記録」のダイアログボックスが表示されます。
  4. ここでは「m02」に設定を割り当てることにして、「キーボードショートカット」に「m02」とキー入力します。
  5. 「名前」に「データム非表示切替」、「説明」に「データム非表示切替」とキー入力します。
  6. 「キーボード入力を記録」にチェックが入っていることを確認して、「記録」をクリックします。
  7. グラフィックツールバー>データム表示フィルタ>すべてを選択>チェックを外す>画面の何もないところをクリックします。
  8. 「マップキー記録」のダイアログボックスで、「一時停止」をクリックします。
  9. 「レジュームプロンプト」のダイアログボックスが表示されます。「OK」をクリックします。
  10. 「マップキー記録」のダイアログボックスで、「OK」をクリックします。
  11. 「マップキー」ダイアログボックスに、キー:m02 が登録されました。
  12. ここで、上記(7)の手順で全てのデータムを表示に戻した後で、「マップキー」ダイアログボックスの「m02」が選択されていることを確認し、
    「実行」をクリックして、動作が希望の状態であるかを確認することをお勧めします。

【3】作成したマップキーの保存方法

  1. 「マップキー」ダイアログボックスで「すべて保存」をクリックします。
  2. 「保存」のダイアログボックスが表示されます。
  3. ここでは、作業フォルダー(起動ディレクトリ)の「config.pro」に保存することをお勧めします。
    作業フォルダー(起動ディレクトリ)の「config.pro」に保存すると、次回以降、Creo を起動すると、マップキーの設定を自動的に読込みます。
  4. 作業フォルダー(起動ディレクトリ)は次の手順で確認出来ます。
  5. デスクトップのCreo4.0 のアイコン選択>右ボタン>プロパティ>作業フォルダー を確認します。
  6. デフォルト設定では、作業フォルダー(起動ディレクトリ)は、「C:\Users\Public\Documents」です。

【4】マップキーの動作確認

  1. Creo Parametric を一度終了し、再起動します。
  2. モデルを表示します。
  3. キーボードから「m01」と入力します。背景が白に変化します。
  4. キーボードから「m02」と入力します。データムが非表示に変化します。

【5】クイックアクセスツールバーへの登録方法

  1. ファイルタブ>オプション>カスタマイズ>クイックアクセスツールバー をクリックします。
  2. 右上の「表示」が「カレントモード」になっていることを確認し、右下の「新規カスケード」をクリックします。
  3. 「新規カスケード(カスタム)」が作成されます。
  4. 判りやすい名前にするため「名前変更」をクリックします。
  5. 「名前変更」のダイアログボックスが表示されます。
  6. 表示名に「マップキー」と入力し、「OK」をクリックします。
  7. 名前が「マップキー(カスタム)」に変更されました。
  8. 左上の「カテゴリ」のプルダウンメニュー▼から「マップキー」を選択します。
  9. 右枠内で「マップキー(カスタム)」が選択されていることを確認します。
  10. 左枠内の「データム非表示切替」を選択し、「→」をクリックして、右枠内「マップキー(カスタム)」に追加します。
  11. 左枠内の「背景白」を選択し、「→」をクリックして、右枠内「マップキー(カスタム)」に追加します。
  12. 右下の「OK」をクリックして設定を終了します。
  13. クイックアクセスツールバーの左から2 番目に「マップキー」の新しいアイコンが追加されました。
  14. 動作を確認します。マップキー>背景白 をクリックします。背景が白に変わります。
  15. 動作を確認します。マップキー>データム非表示切替 をクリックします。データムが非表示に変わります。


この記事を書いた人

村井 康児

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア

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