操作方法/TIPS
         
                CAD
         
                Creo Parametric
         
    
記事の概要
		皆さん、こんにちは。
		旭エンジニアリング 製品技術チームの村井です。
		今回はAutoCAD のdxf 図枠を取り込んで、図面のデフォルトテンプレートに設定する方法を
		A3サイズ図面枠を例に、Creo4.0の操作で説明致します。
		なお、dxfファイルだけではなく、dwgファイルでも同じ方法で設定が可能です。
	
【1】Creo Parametric と AutoCAD の図面サイズの違いについて
- AutoCAD のデータをCreo Parametric の図面としてインポートする際、外側の枠が一致しないことがあります。
 - 原因は、AutoCAD のA3の図面サイズとCreo ParametricのA3の図面サイズが若干異なるためと考えられます。
 - AutoCAD では図枠内の部分がA3ではなく、図枠外の破線部分までがA3と考えられます。
 - Creo Parametric で AutoCAD のデータをインポートする際、図枠内の情報のみインポートされます。
 - 
			 Creo Parametric を用いて、新規の A3 のフォーマットを作成してから
「図面/データをインポート」にてdxfファイルをインポートすると、次の3タイプの図面としてインポートできます。 
【2】インポートの手順と種類
[1]図面フォーマットサイズの準備
- 新規 をクリックします。
 - 「新規」ダイアログボックス>タイプ:図面>デフォルトテンプレートを使用のチェックを外す>OK をクリックします。
 - 
			「新規図面」ダイアログボックス>サイズ:A3>OK をクリックします。
		 - 
			A3横のフォーマットが表示されます。
		 
[2]インポートの手順
- 
			レイアウトタブ>挿入グループ>図面/データをインポート をクリックします。
		 - 
			「開く」ダイアログボックス>AutoCADのdxf図枠ファイルを指定>インポート をクリックします。
		 - 「DXF をインポート」のダイアログボックスが表示されます。
 - オプションタブ>図の様に設定>OK をクリックします。
 - 
			プロパティタブ>色>AutoCAD標準色のマッピング先:Creo Parametric>OK をクリックします。
		 
[3]以降のインポート設定種類と結果
パターン1
- 「確定」ダイアログボックス>はい をクリックします。
 - 
			図面がフォーマットに合うようにスケール拡大調整され、フォーマットの左下を基準に配置された結果が表示されます。
		 
パターン2
- 一つ目の「確定」ダイアログボックス>いいえ をクリックします。
 - 二つ目の「確定」ダイアログボックス>はい をクリックします。
 - 
			図面が元の大きさの状態で、フォーマットの左下を基準に配置された結果が表示されます。
		 
パターン3
- 一つ目の「確定」ダイアログボックス>いいえ をクリックします。
 - 二つ目の「確定」ダイアログボックス>いいえ をクリックします。
 - 図面が元の大きさの状態で、フォーマットのほぼ中央に配置された結果が表示されます。
 - 
			AutoCAD の dxf 図枠をCreo Parametric で利用する場合は、この方法が良いのではないでしょうか。
		 
【3】図面位置の調整方法
- 
			上記の【2】[3]パターン3の方法を利用した場合、図面がフォーマットのほぼ中央に配置されますが、若干ズレがありま
す。 - 
			必要に応じて、下記のコンフィギュレーションオプションを設定することで、インポートされた図枠の位置を調整することができます。
左右位置の調整:
オプション名:Intf2d_in_left_margin
オプション値:デフォルトは0上下位置の調整:
オプション名:Intf2d_in_bottom_margin
オプション値:デフォルトは0 - 
			設定手順は次のとおりです。ファイルタブ>オプション>コンフィグレーションエディタ>サーチ をクリックします。
		 - キーワード:Intf2d_in_left_margin>サーチ をクリックします。
 - 
			値:-0.25 を入力>追加/変更>閉じる をクリックします。
		 - 再度、サーチ をクリックします。
 - キーワード:Intf2d_in_bottom_margin>サーチ をクリックします。
 - 
			値:0.1 を入力>追加/変更>閉じる をクリックします。
		 - 「Creo Parametricオプション」ダイアログボックスに、設定した2種類が追加されます。
 - 
			OKをクリックします。
		 - Creo Parametric オプション>はい をクリックします。
 - 
			名前を付けて保存>Config.pro>OK をクリックします。
		 - 以上で、配置調整が終了しました。
 - 上記の【2】[3]パターン3 の方法で、図面をインポートします。
 - コンフィギュレーションオプションでの設定後が、より中央に配置されたことが確認出来ます。
 - 
			なお、本資料での調整値は一例ですので、ご利用の場合は、それぞれの図面で適切な値に変更し設定して下さい。
		 
【4】図面デフォルトテンプレートへの設定方法
- 位置調整後の図面を保存します。
 - 
			「オブジェクトを保存」ダイアログボックス>保存フォルダとモデル名を確認>OK をクリックします。
		 - 
			ファイルタブ>オプション>コンフィグレーションエディタ>追加 をクリックします。
		 - オプション名:template_drawing>サーチ をクリックします。
 - オプション値>ブラウズ>ファイル選択>上記【4】(2)の「drw0001.drw」を選択>開く をクリックします。
 - 
			「オプションを追加」ダイアログボックス>OK をクリックします。
		 - 
			「Creo Parametricオプション」ダイアログボックス>OK をクリックします。
		 - Creo Parametricオプション>はい をクリックします。
 - 名前を付けて保存>Config.pro>OK をクリックします。
 - 
			これで、デフォルトテンプレートに「drw0001.drw」が設定されました。
		 
【5】図面デフォルトテンプレートの呼び出し
- Creo Parametric を再起動します。
 - 
			部品モデルを読み出します。
		 - 新規>タイプ:図面>デフォルトテンプレートを使用にチェック>OK をクリックします。
 - 
			テンプレート指定:テンプレートを使用>テンプレート:drw0001 を確認>OK をクリックします。
		 - 
			設定した図面枠が読み出されます。
		 - 図面を作成します。
 - 次の方法でも設定した図面枠を読み出せます。
 - 新規>タイプ:図面>デフォルトテンプレートを使用のチェックを外す>OK をクリックします。
 - 
			テンプレート指定:テンプレートを使用>テンプレート:drw0001 を選択>OK をクリックします。
		 - 
			設定した図面枠が読み出されます。
		 - 図面を作成します。
 
【参考】
                                                            

		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		
		

