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2022/01/20

- Creo Parametric 質量特性パラメータを図面に取り込む方法 -

セットアップ方法 CAD Creo Parametric

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。

今回は、質量特性パラメータを図面に取り込む方法をCreo4.0を用いて説明いたします。

【1】部品モデルと図面の設定例

  1. 下図のようなモデルを作成します。
  2. モデルタブ>モデル意図グループ>パラメータ をクリックします。
  3. 「パラメータ」ダイアログボックスが表示されます。
  4. プルダウンメニューから「レポートされた質量特性」を選択します。
  5. 計算前なので、デフォルト値はゼロの状態です。
  6. この例では次の4種類のパラメータを利用します。
     1.質量 : PRO_MP_MASS
     2.体積 : PRO_MP_VOLUME
     3.密度 : PRO_MP_DENSITY
     4.面積 : PRO_MP_AREA
  7. 図面を作成します。
  8. テーブルの「設定結果」の下には、以下の様に「&+パラメータ」が記載してあります。
  9. モデルを開き、モデルツリーから材料を設定します。
  10. モデルツリーで「PRT0001.PRT」を選択>右ボタン>材料を編集 をクリックします。
  11. この例では、次のように設定しました。

  12. ファイルタブ>準備>モデル特性 をクリックします。
  13. 「モデル特性」のダイアログボックスが開きます。
    質量特性>変更 をクリックします。
  14. 「質量特性」のダイアログボックスが開きます。
  15. 「計算」をクリックします。材料を設定したので、質量特性が計算され、結果値が表示されます。
  16. 「質量特性」のダイアログボックス>OK>「モデル特性」のダイアログボックス>閉じる をクリックします。
  17. モデルタブ>モデル意図グループ>パラメータ をクリックします。
  18. 「パラメータ」ダイアログボックスが表示されます。
  19. プルダウンメニューから「レポートされた質量特性」を選択します。
  20. 値に計算結果が表示されていることが分かります。
  21. 図面を開きます。
  22. テーブルの「設定結果」の列に計算結果が表示されました。
  23. デフォルトの小数点以下桁数は3桁です。小数点以下桁数を多くしたい場合は、&パラメータ+[.桁数] を記入します。
  24. 指定した小数点以下桁数で表示されます。

【2】部品モデル変更後の例1

  1. 下図のようにモデルを変更します。
  2. ファイルタブ>準備>モデル特性 をクリックします。
  3. 「モデル特性」のダイアログボックスが開きます。
    質量特性>変更 をクリックします。
  4. 「質量特性」のダイアログボックスが開きます。
  5. 「計算」をクリックして、形状変更に伴い、再計算を実施します。質量特性が再計算され、新しい結果値が表示されます。
  6. 「質量特性」のダイアログボックス>OK>「モデル特性」のダイアログボックス>閉じる をクリックします。
  7. 図面を開きます。
  8. テーブルの「設定結果」の列に変更したモデルの新しい計算結果が表示されました。

【3】部品モデル変更後の例2

  1. 下図のようにモデルを変更します。
  2. ファイルタブ>準備>モデル特性 をクリックします。
  3. 「モデル特性」のダイアログボックスが開きます。
    質量特性>変更 をクリックします。
  4. 「質量特性」のダイアログボックスが開きます。
  5. 「計算」をクリックして、形状変更に伴い、再計算を実施します。質量特性が再計算され、新しい結果値が表示されます。
  6. 「質量特性」のダイアログボックス>OK>「モデル特性」のダイアログボックス>閉じる をクリックします。
  7. 図面を開きます。
  8. テーブルの「設定結果」の列に変更したモデルの新しい計算結果が表示されました。


この記事を書いた人

村井 康児

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア

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