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2020/03/30

- Creo の図面をプリンタで出力するための設定 -

セットアップ方法 操作方法/TIPS CAD Creo Parametric

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。

今回はCreo の図面をプリンタで出力するための設定(Creo6.0 用、Creo3.0 以降も手順は同じ)についてご紹介します。

[1]Creo の図面をプリンタで出力するための設定(Creo6.0 用、Creo3.0 以降も手順は同じ)

PC に接続されているプリンタで図面を出力するには、次の手順をお試しください。

  1. 図面モードで、ファイルタブ>印刷>印刷
  2. 印刷タブ>設定>「プリンタコンフィグレーション」が表示されます。
  3. 「プリンタコンフィギュレーション」にてプリンタタブをクリック>ペン:テーブルファイル → 「table.pnt」に設定されていることを確認 → OK 上記は、線の太さの定義ファイルで、[2]で説明します。
  4. 「終了」グループの「印刷」をクリック
  5. 「印刷」のポップアップメニューが表示されます。
  6. プリンタ名:***▼ ここでPC に接続されているお使いのプリンタ名をプルダウンメニュー▼から指定してください。 プリンタ指定後、「プロパティ」にて、プリンタ出力をモノクロ印刷するか、カラー印刷するか 等を設定できます。
  7. 上記の設定後、「OK」にて印刷出力します。
注記

プリンタコンフィグレーションの「出力先」のタブ設定は使用しません。

出力図面の線の太さの設定方法

Creo はテキストファイルである「ペンテーブルファイル」にて、出力の線の太さを設定しています。以下、概略を記載致します。

  1. ペンテーブルファイルの作成
    メモ帳を開き、以下のように記述をします。 pen 1 thickness .05 cmペン番号1 を0.5mm 幅で出力という意味になります。
    なお、ペン番号1 はモデルの外形線です。
    どの種類の線が何番ペンかの一覧は下記をご確認ください

    1. ジオメトリ
    2. <文字
    3. 隠線
    4. ハイライト
    5. 板金
    6. 断面
    7. 暗色メニュー
    8. エッジ高さ

    記述例)

    • Pen 1 thickness .05 cm
    • pen 2 thickness .03 cm
    • pen 3 thickness .03 cm
    • pen 4 thickness .07 cm
    注記

    ペンテーブルでは、線幅以外に、線種、色が設定できます。ペン番号が最初、色は最後に記載する必要がありますが、後の記述の順番は決められておりません。

    記述の詳細は、ヘルプにて「table.pnt」で検索すると「例:table.pnt ファイル」という記事がヒットしますのでそちらをご参照ください。

  2. ファイル名を「table.pnt」として保存します。 保存場所は半角英数のフォルダであればどこでも結構です。 例)c:\aaa\table.pnt
  3. オプションの設定 [ファイル]→[オプション]→[コンフィギュレーションエディタ]をクリックします。

    以下オプションを設定し、config.pro に保存します。

    オプション名:pen_table_file
    値:table.pnt までのパス (例:c:\aaa\table.pnt)

    補足

    初期値では、4 番ペンまでしか設定できません。

    8 番ペンまで設定したい場合は、以下のオプションも追加します。 オプション名:use_8_plotter_pens 値:yes(デフォルトはno)

  4. Creo(Pro/E)を再起動し設定を有効化します。
  5. 出力時の確認
    [設定]ボタンを押して、プリンタコンフィギュレーションを起動します。
    [プリンタ]タブ→「テーブルファイル」にチェックをいれ、 パスが記載されている (例:C:\aaa\table.pnt)が入っているかどうかご確認のうえ、印刷してください。

    PDF に出力の場合、
    [PDF エクスポート設定]→[一般]タブ→「ペンテーブルを使用」のチェックを入れて出力します。


この記事を書いた人

村井 康児

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア

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