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Creo カスタムモデルツリーをデフォルトに設定する方法

 

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。

今回は、Creo Parametricでモデルツリーの表示状態を変更し、

その変更表示をデフォルトに設定する方法について、Creo4.0の手順でご紹介します。

セクション1

  1. 標準状態は次のとおりです。
    フィーチャーの表示チェックをデフォルトに設定して、モデルツリーにフィーチャーをデフォルトで表示させたい場合を例に 設定手順を示します。
  2. まず、表示させたい状態にモデルツリーを設定します。
    モデルツリー>設定>ツリーフィルタをクリックします。
  3. 「モデルツリーアイテム」のダイアログボックスが表示されます。
    表示>フィーチャーにチェック>適用>OKをクリックします。
  4. モデルツリーに、フィーチャーが表示されたことを確認します。
    これで、モデルツリーが希望の表示状態になりました。
  5. 希望の表示状態になったモデルツリーの設定を保存します。
    モデルツリー>設定>設定ファイルを保存をクリックします。
    「モデルツリーコンフィグレーションを保存」のダイアログボックスが表示されます。
    ファイル名欄に「tree.cfg」と入力し、任意のフォルダーを指定し、保存をクリックします。
    デフォルト設定では、保存先はワーキングディレクトリです。
  6. config.proに、保存したファイルを読み出すように設定します。
    ファイル>オプション>コンフィグレーションエディタ をクリックします。
    「Creo Parametric オプション」のダイアログボックスが表示されます。
    「追加」ボタンをクリックします。
  7. 「オプションを追加」のダイアログボックスが表示されます。
    オプション名:mdl_tree_cfg_file
    オプション値:手順5にて指定したフォルダーをフルパスで指定します。
    例:「C:\Users\ユーザー名\Desktop\111_TEST\tree.cfg」
    「OK」ボタンをクリックします。
  8. 「Creo Parametric オプション」のダイアログボックスに設定が追加されます。
    「OK」ボタンをクリックします。
  9. 「Creo Parametric オプション」のポップアップメニューが表示されます。
    「はい」をクリックします。
    「名前を付けて保存」画面で「OK」をクリックします。標準設定では、作業フォルダーに保存されます。
    この9 の操作で、次回、Creo Parametric を起動した際も、設定を再読み込みします。
  10. Creo Parametric を終了、再起動し、モデルを読込んで、ツリーの設定が再現されることを確認します。


この記事を書いた人

村井 康児

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア

Creo テーブルフォントの変更方法

 

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。

Creo Parametricのアセンブリ図面にて、部品テーブルのフォントを変更する方法を、

Creoarametric4.0 の手順でご紹介します。

具体的には、下図の図面を例にします。

Creo テーブルフォントの変更方法

  1. テーブルタブに切り替えます。
    右下のフィルターから「テーブル」を選択します。テーブルのどのセルを選択しても、テーブル全体が選択されます。
    右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended
    色:赤 に設定>適用>閉じる をクリックします。テーブル全体のフォントが、指定されたフォントの状態になります。
  2. 右下のフィルターから「テーブル行」を選択します。テーブルの最下行:項目行を選択します。
    右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended 色:赤 に設定>適用>閉じる をクリックします。テーブルの最下行:項目行のフォントが、指定されたフォントの状態になります。
  3. 右下のフィルターから「テーブル行」を選択します。テーブルの上から2 行目:リピート領域の行を選択します。右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended 色:赤 に設定>適用>閉じる をクリックします。テーブルのリピート領域全体のフォントが、指定されたフォントの状態になります。このように、フィルター:テーブル行 にてリピート領域の行を選択した場合は、リピート領域の特定の行に適用されず、全てのリピート領域でフォントが変更されます。
  4. 右下のフィルターから「テーブル列」を選択します。テーブルの最下行:項目行の左から2列目「PART NUMBER」を指定します。
    右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended 色:赤 に設定>適用>閉じる をクリックします。テーブルの2列目全体のフォントが、指定されたフォントの状態になります。
    このように、フィルター:テーブル列 にて列を選択した場合は、指定した場所が、項目行であっても、リピート領域内であっても、指定したセルを含む全て列でフォントが変更されます。
  5. 右下のフィルターから「テーブルセル」を選択します。テーブルの最下行の項目名「DESCRIPTION」のセルを指定します。
    右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended 色:赤 に設定>適用>閉じるをクリックします。テーブルの項目名「DESCRIPTION」のフォントが、指定されたフォント状態になります。
    このように、フィルター:テーブルセル にて項目行のセル選択した場合は、指定した項目行のセルだけで、フォントが変更されます。
  6. 右下のフィルターから「テーブルセル」を選択します。テーブルの上から2 行目:リピート領域の「prt0002.prt」のセルを指定します。右ボタン>テキストスタイル>デフォルトのチェックを外す>例えば、フォント:Microstyle Extended 色:赤 に設定>適用>閉じる をクリックします。テーブルのリピート領域の「prt0002.prt」を含む列のフォントが、指定されたフォント状態になります。
    このように、フィルター:テーブルセル にてリピート領域のセル選択した場合は、指定したリピート領域の列で、フォントが変更されます。
  7. フィルターと指定場所と結果 の関係をまとめると、次のようになります。


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橋本 晃太

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア

Creo 保存場所を表示する方法

 

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術サポートチームです。

Creo Parametric にて、アセンブリの子部品の保存場所が不明になった場合などに、

部品の保存場所を表示させる方法を、Creo4.0の手順でご紹介します。

Creo 保存場所を表示する方法

  1. アセンブリを開きます。
  2. ファイルタブ>オプション>コンフィギュレーションエディタ>サーチをクリックします。
  3. サーチオプション」のダイアログボックスにて、キーワード:display_full_object_path を入力し、「サーチ」ボタンをクリック、値:yes を選択し、「追加/変更」>「閉じる」をクリックします。
    Creo Parametric オプション」のダイアログボックスにて、「OK」をクリックします。
    「Creo Parametric オプション」のポップアップメニューにて、「はい」をクリック、「名前を付けて保存」のダイアログボックスにて、デフォルトの保存場所が表示されるので、保存場所を確認して、「OK」をクリックします。
  4. アセンブリ画面に戻って、ツールタブ>調査グループ>モデル情報をクリックします。
    「モデル情報」のダイアログボックスが表示されるので、トップレベル>適用をクリックします。
  5. 組み込みブラウザに、全てのサブアセンブリとモデルの「モデル情報」が表示されます。この中の2段目の情報で、モデルの保存場所(パス)を確認します。
    なお、このフルパスはマウスでなぞって、コピーし、メモ帳などに貼り付けることが出来ます。
    また、モデル情報はワーキングディレクトリに、「*.inf.番号」のテキストファイルで保存されます。こちらもテキストファイルですので、メモ帳で開くことが可能です。
  6. 組み込みブラウザを閉じて、モデルやアセンブリの表示に戻したい場合は、左下の地球のマークのアイコンをクリックしてください。
  7. 上記の操作は、アセンブリだけではなくモデルからでも同様に実施出来ます。
    例えば、アセンブリから目的のモデルを開きます。
  8. モデル画面にて、ツールタブ>調査グループ>モデル情報をクリックします。
  9. 組み込みブラウザに、全てのサブアセンブリとモデルの「モデル情報」が表示されます。この中の2段目の情報で、モデルの保存場所(パス)を確認します。
    上記と同様、このフルパスはマウスでなぞって、コピーし、メモ帳などに貼り付けることが出来ます。
    また、モデル情報はワーキングディレクトリに、「*.inf.番号」のテキストファイルで保存されます。こちらもテキストファイルですので、メモ帳で開くことが可能です。
  10. 組み込みブラウザを閉じて、モデルやアセンブリの表示に戻したい場合は、左下の地球のマークのアイコンをクリックします。


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製品技術 サポートチーム

旭エンジニアリング株式会社

Creo バルーン内に部品名を表示させる方法

 

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。

今回は、Creo Parametricのアセンブリ図面にて、BOMバルーン内に部品番号ではなく、

部品名を表示させる方法を、Creo Parametric4.0 の手順でご紹介します。

対象は下図になります。

Creo バルーン内に部品名を表示させる方法

  1. テーブルタブ>データグループ>シンボルを切り替えをクリックします。
    テーブル内の表示が、リピート領域のシンボル表示に切り替わります。
  2. テーブル全体を領域指定で指定します。テーブル枠が緑色に変化し、バルーンの色も変化します。
  3. 右ボタン>プロパティをクリックします。
    テーブルプロパティのダイアログボックスが表示されます。
    BOM バルーンのタブをクリックします。BOM バルーンパラメータの「選択/変更」ボタンをクリックします。
  4. テーブルから「asm.mbr.name」を選択して、デフォルトの「rpt.index」を変更します。
    テーブルプロパティのダイアログボックスで、BOM バルーンパラメータの値が「rpt.index」から
    「asm.mbr.name」に変更されます。
  5. バルーンの中に、「asm.mbr.name」が表示されます。
  6. テーブルプロパティのダイアログボックスで「OK」をクリックします。
  7. テーブルタブ>データグループ>シンボルを切り替え をクリックし、表示をもとに戻します。
  8. アセンブリ図面にて、BOMバルーン内に、部品番号ではなく、部品名が表示されるようになりました。
    BOM バルーンの大きさは、文字列の長さに追従して変更されます。
    文字列を折り返すことはできませんが、すべての文字がバルーン枠内に収まるようになります。


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橋本 晃太

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア

Creo 三角記号による改訂番号を表示させる方法

 

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。

今回は、図面に三角記号と改訂番号を作図し、これをカスタムシンボルとして定義する方法

Creo4.0の手順でご紹介します。

Creo Parametricには、標準で三角記号による改訂番号を表示させる機能はありません。

三角記号による改訂番号を表示させるには、カスタムシンボルとして定義します。

図面に作図するメリットは、実際の寸法サイズを参考にして作図が出来る点にあります。

Creo 三角記号による改訂番号を表示させる方法

  1. 図面上で作図するために、グリッドを表示させます。
    スケッチタブ>設定グループ>ドラフトグリッドをクリックします。
    メニューマネージャ>グリッド修正>グリッドパラメータ>X&Y間隔>例えば、0.05>終了>グリッドを表示 で、グリッドが表示されます。寸法値のサイズを参考にするため、寸法値付近を拡大表示します。
  2. グリッドにスナップする設定を行います。
    スケッチタブ>設定グループ>スケッチャープリファレンスをクリックします。
    スケッチャープリファレンス>スナップ>グリッド交差>閉じるをクリックします。
  3. 改訂番号のためのテキストを配置します。
    アノテーションタブ>アノテーショングループ>注記>非接続注記をクリックします。
    点を選択>フリー点をクリックします。
    図面上で、位置を決めて、可変テキストにするため「\text\」と入力し、注記を作成します。
  4. 三角記号を作成します。
    スケッチタブ>スケッチグループ>線をクリックします。
    グリッドの交点スナップを利用して、テキストの大きさを参考に、三角記号を作図します。
  5. 三角記号の位置まで注記を移動し、位置を調整します。グリッドのスナップをoff にして、
    グリッドも非表示にします。
  6. アノテーションタブ>アノテーショングループ>シンボル>シンボルギャラリー
    をクリックします。
    メニューマネージャ>シンボルギャラリー>定義をクリックします。
    シンボル名をここでは、「syuusei」と入力し、終了をクリックします。
  7. メニューマネージャ>シンボル編集>図面コピーをクリックし、図面を開きます。
    図面から、作成した三角記号と注記を選択し、選択>OK をクリックします。
  8. メニューマネージャ>シンボル編集>属性をクリックします。
    シンボル定義属性>一般タブ>フリーにチェック>基準を選択をクリックします。
    点を選択>フリー点を選択し、例えば、三角記号の左下の頂点を選択します。
  9. シンボル定義属性>一般タブ>シンボルインスタンス高>可変-テキスト関連>テキスト選択をクリックし、
    注記を選択します。これにより、注記の大きさが可変となり、注記の大きさに従って、三角記号も大きさが変わります。
  10. シンボル定義属性>可変テキストタブ>プリセット値 にて、「text」文字を削除し、数字「1~9」をテキスト入力し、
    「OK」クリックします。これで、数字「1~9」が選択出来るようになります。

  11. メニューマネージャ>シンボル編集>終了をクリックします。
    メニューマネージャ>シンボルギャラリー>書き込みをクリックします。
    保存ディレクトリの入力が求められますが、この例では、デフォルトディレクトリに保存し、そのままOK をクリックします。
    メニューマネージャ>シンボルギャラリー>終了をクリックします。
  12. 作成した三角記号の改訂番号を配置します。
    図面で、改訂番号を配置したい寸法部分を表示します。
    アノテーションタブ>アノテーショングループ>シンボル>カスタムシンボルをクリックします。
    カスタム図面シンボルのダイアログボックスが表示されます。
    必要に応じて、一般タブ>プロパティ>高さで文字高さを調整します。
    可変テキストタブにて、text の値を、設定した1~9の中から選択します。
  13. 三角記号を配置します。カスタム図面シンボルのダイアログボックスのOKをクリックして確定します。
    以上で、三角記号による改訂番号が配置されました。
    なお、右ボタン>プロパティから、改訂番号等の変更も可能です。


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村井 康児

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア

スケッチにハッチングを作成する方法

 

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。

今回は、スケッチ作図にハッチングを追加する方法をCreo4.0 の手順にてご紹介します。

下図のような、3 種類のスケッチ作図にハッチングを追加します。

Creo スケッチにハッチングを作成する方法

  1. モデルツリーから、スケッチ1を選択>右ボタン>定義を編集をクリックします。
  2. スケッチ1 が表示されます。スケッチタブ>設定グループ>スケッチ設定をクリックします。
  3. スケッチのダイアログボックスが表示されます。プロパティタブを開き、オプション>ハッチング線を追加>スケールと角度を設定します。
    ここでは、スケール:0.2、角度:45としました。設定が終了したら、スケッチ>OKで完了します。スケッチ1にハッチングが追加されました。
  4. モデルツリーから、スケッチ2を選択>右ボタン>定義を編集をクリックします。
  5. スケッチ2 が表示されます。スケッチタブ>設定グループ>スケッチ設定 をクリックします。
  6. スケッチのダイアログボックスが表示されます。プロパティタブを開き、オプション>ハッチング線を追加>スケールと角度を設定します。
    ここでは、スケール:0.4、角度:135としました。設定が終了したら、スケッチ>OKで完了します。
    スケッチ2 にハッチングが追加されました。
  7. モデルツリーから、スケッチ3を選択>右ボタン>定義を編集をクリックします。
  8. スケッチ3が表示されます。スケッチタブ>設定グループ>スケッチ設定をクリックします。
  9. スケッチのダイアログボックスが表示されます。プロパティタブを開き、オプション>ハッチング線を追加>スケールと角度を設定します。
    ここでは、スケール:0.6、角度:30としました。設定が終了したら、スケッチ>OKで完了します。
    スケッチ3 にハッチングが追加されました。
  10. このモデルの図面を作成すると、ハッチングはそのまま表示されます。


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橋本 晃太

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア

Creo 角度寸法作成のテクニック

 

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。

今回は、エンティティ等の参照がない場合に、補角寸法を作成するテクニックを、Creo4.0 の手順にて紹介致します。

データム平面などは非表示可能ですので、モデル側にデータム平面などを作成して対応する方法が考えられます。

Creo 角度寸法作成のテクニック

  1. モデリングにて、データム平面を追加します。
    モデルタブ>データムグループ>平面を選択します。
  2. 参照として、データム平面:RIGHTを選択します。
  3. 「ctrl」キーを押しながら、右側のエッジF5を選択します。
  4. 参照に「エッジF5」が「貫通」で追加されます。「データム平面」ダイアログボックにて、「RIGHT:F2」を選択し、プルダウンメニューから、「オフセット」を「平行」に変更します。
  5. 新しいデータム平面が、右側のエッジF5 を貫通し、データム平面RIGHT に平行に配置されます。
    OK」をクリックして、確定します。
  6. 反対側にも同じ操作を行います。モデルタブ>データムグループ>平面を選択します。
    参照として、データム平面:RIGHTを選択します。
  7. 「ctrl」キーを押しながら、左側のエッジF5を選択します。
  8. 参照に「エッジF5」が「貫通」で追加されます。「データム平面」ダイアログボックにて、「RIGHT:F2」を選択し、
    プルダウンメニューから、「オフセット」を「平行」に変更します。
  9. 新しいデータム平面が、左側のエッジF5 を貫通し、データム平面RIGHT に平行に配置されます。「OK」をクリックして、確定します。
  10. 以上の作業で、両側のエッジにデータム平面:DTM1 とDTM2が作成されました。
  11. 図面を開きます。データム平面を非表示にします。
    「モデルアノテーションを表示」で作成した、2つの角度寸法を削除します。
  12. データム平面を表示します。
  13. 追加した、データム平面DTM1 とDTM2 を利用して、補角寸法を作成します。
    必要に応じて、矢印反転や位置調整を行います。
  14. データム平面を非表示にします。以上で、エンティティ等の参照がないモデルに、補角寸法が作成されました。


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村井 康児

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア

寸法公差へデータムを配置する方法

 

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皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。

今回は、寸法公差値へデータムを配置する方法を、Cre4.0 を使って紹介します

下図左のφ8.0 にデータムを配置し、位置度にデータム指示を追加し、下図右のようにします。

Creo 寸法公差へデータムを配置する方法

  1. データムを配置したい寸法公差の引出線を選択し、一度左側に移動させ、位置をモデル上から外します
  2. リボンのアノテーションタブ>アノテーショングループ>データムフィーチャのシンボルを選択します。
  3. データムが表示されるので、移動させた引出線に重ねて「補助線」を表示させます。「補助線」が表示されると、左ボタンで補助線上に配置し、上下に移動し配置したい場所で、中ボタンをクリックし確定します
  4. データムを配置した寸法公差の引出線を選択し、右側に移動させ、位置をモデル上に戻します
  5. データム指示を配置する 幾何公差:位置度を選択します。
  6. 1次データム参照のアイコンを選択します。「参照を選択」にて、データムAを選択します。「OK」で確定します。
    幾何公差:位置度 にデータム指示として、データムAが追記されます。

  7. 何もないところで、右クリックし、表示を確定します。


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橋本 晃太

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア

Creo 板金で弁当箱形状を作成する方法

 

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皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。

今回は、板金で、継ぎ目のない弁当箱形状を作成する手順を

Creo4.0を例にご紹介します。

Creo 板金で弁当箱形状を作成する方法

  1. 新規作成>部品>板金>OK、テンプレートを選択>OKで板金を作成します。
    モデルタブ>形状グループ>平面にて、例えば、板厚t1.0mm、横幅180mm、縦100mm でモデルを作成します。

  2. リボンのモデルタブ>エンジニアリンググループ>フォーム>スケッチフォームを選択します。
    配置タブを開き、スケッチ平面として板金の上面を選択します。
  3. スケッチ>長方形>中心長方形を選択し、データム軸を選択、両幅板厚1mmずつを残した、横幅178mm、縦98mmの長方形をスケッチします。 これを例えば30mm、上側に押し出します。終了「レ」ボタンで終了します。
    回転して、押し出した形状を確認します。
  4. 角部分にラウンドを作成します。
    リボンのモデルタブ>エンジニアリンググループ>ラウンドを選択します。
  5. 押し出しの内側4か所を選択し、例えば半径を2.5mmに設定します。終了「レ」ボタンで終了します。
  6. 押し出しの内側4か所に半径2.5mmのラウンドが設定されました。
  7. リボンのモデルタブ>エンジニアリンググループ>ラウンドを選択します。
    押し出しの外側4か所を選択し、例えば半径を3.5mmに設定します。終了「レ」ボタンで終了します。
  8. 押し出しの外側4か所に半径3.5mmのラウンドが設定されました。
  9. リボンのモデルタブ>エンジニアリンググループ>ラウンドを選択します。
    底面の内側のエッジチェーンを選択し、例えば半径を2.5mmに設定します。終了「レ」ボタンで終了します。
  10. 底面の内側のエッジに半径2.5mmのラウンドが設定されました。
  11. リボンのモデルタブ>エンジニアリンググループ>ラウンドを選択します。
    底面の外側のエッジチェーンを選択し、例えば半径を3.5mmに設定します。終了「レ」ボタンで終了します。
  12. 底面の内側のエッジに半径3.5mmのラウンドが設定されました。
  13. 以上で、継ぎ目のない弁当箱形状を作成出来ました。


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橋本 晃太

旭エンジニアリング株式会社
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Creo 幾何公差から2 本以上の直角引出線を出す方法

 

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皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。
今回は、Creo 幾何公差から2本以上の直角引出線を出す方法についてご紹介します。

Creo 幾何公差から2 本以上の直角引出線を出す方法

図面で、一つの幾何公差から、2 本以上の直角引出線を引きたい場合があります。
その方法を、Creo4.0 を例に紹介します。
下図のような図面に平面度を追記する例で示します。

  1. リボンのアノテーションタブ>アノテーショングループ>幾何公差をクリックします。
    直前に使用した幾何公差が表示されます。まず、その幾何公差を使用して、幾何公差の接続先を左クリックで指定し、
    何公差の配置位置を中ボタンで指定します。この時、幾何公差の引出線が斜めになるように配置します。
    直角引き出しにならないようにしてご注意下さい。
  2. 配置した幾何公差が、確定前の緑色の状態で、幾何公差タブ>シンボルグループ>幾何公差特性
    プルダウンメニューにて、配置したい幾何公差:平面度を選択します。確定前の緑色の幾何公差が平面度に変更されます。
  3. 幾何公差タブ>幾何公差とデータムグループ>公差値にて、設定したい公差値:0.1を入力します。
    幾何公差が、平面度:0.1 に設定されたことを確認して、何もない領域で、左クリック配置と設定内容を確定します。
    幾何公差の表示が緑色から黒色に変更されます。
  4. 斜め引出線で配置した幾何公差をクリックし、右ボタンから、「引出線を追加」を選択します。

     なお、この時、右図の様に幾何公差が直角引出線になっている場合は、右ボタンからのダイアログボックス内に
    「引出線を追加」の選択肢は表示されませんので、ご注意ください。
    この場合、直角引出線を、斜め引出線に変更することで、右ボタンからのダイアログボックス内に「引出線を追加」の
    選択肢が表示されるようになります。

  5. 左クリックで、追加する引出線の接続先を指定します。
  6. 追加した引出線を指定し、右ボタン>ジョグを挿入を選択します。
    もう一度、追加した引出線を選択し、直角引出線になるように、引っ張り出し、左クリックで配置を決め、中ボタンで仮固定します。
    幾何公差と2 本の引出線が緑色になります。
  7. 1 本目の斜めに配置した引出線の角部を選択し、左ボタンを押したまま移動することで、直角引出線に配置し直します。
    これらの作業で、2 本の直角引出線を作成出来ました。
  8. 2 本の直角引出線を作成した後は、次の手順で、3 本目以降の直角引出線を作成します。
    2 本の直角引出線が付いた幾何公差を選択し、右ボタンから、「引出線を追加」を選択します。
    2 本の直角引出線が付いた幾何公差からは、右ボタンのダイアログボックス内に、「引出線を追加」の選択肢が表示されます。
    左クリックで、追加する引出線の接続先を指定します。
  9. 追加した3本目の引出線を指定し、右ボタン>ジョグを挿入 を選択します。
    もう一度、追加した引出線を選択し、直角引出線になるように、引っ張り出し、左クリックで配置を決め、中ボタンで仮固定します。
    幾何公差と3 本の引出線が緑色になります。
  10. 何もないところで、左ボタンをクリックし、幾何公差と引出線を確定します。緑色が黒色に変化します。
    以上で、幾何公差から2 本以上の直角引出線を作成出来ました。

参考情報

幾何公差の種類とタイプ


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橋本 晃太

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