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Creo Parametric 「-61」エラーの対策方法

 

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。

今回は、Creo Parametricの「-61」エラーの対策方法をご説明いたします。

【1】起動時の警告メッセージの確認

  1. Creo Parametric を起動後、警告メッセージリストのダイアログボックスが表示されたら、エラー番号が見えるまで、そのダイアログボックスを広げます。
  2. 警告メッセージリストのダイアログボックスには、「-15」や「-61」のような、エラー番号が併せて表示されています。
  3. そのエラー番号を確認します。
  4. エラー番号が、「-61」の場合は、以降の操作をします。
  5. OK をクリックして、Creo Parametric を終了します。

【2】サービス「lmadmin_ptc」の確認と対応

  1. 以降の操作は、システムの運用に応じて、操作対象のPCが異なります。
    ・サーバーPC+クライアントPCで運用の場合:サーバーPCで以降の操作をして下さい。・スタンドアローンPCで運用の場合:スタンドアローンPCで以降の操作をして下さい。
  2. ライセンスサーバーのサービスの状態を確認するために、スタートボタン>右クリック>タスクマネージャー をクリックします。
  3. 「タスクマネージャー」のダイアログボックスにて、サービスタブ>lmadmin_ptc を確認します。
  4. サービスlmadmin_ptc の「状態」を確認します。
  5. 「状態」が「停止」の場合、lmadmin_ptc を選択>右ボタン>開始 をクリックします。
    エラー番号が「-61」の場合、「状態」が「停止」になっている可能性があります。
  6. lmadmin_ptc の「状態」が「実行中」になったことを確認します。
  7. 「タスクマネージャー」の右上の「×」をクリックして閉じます。
  8. Creo Parametric のアイコンをダブルクリックして、問題なく起動出来ることを確認します。
  9. 「状態」が「停止」の場合の対応方法は以上で終了です。

【3】「-61」エラーが頻発する場合の対応

上記【2】を対応してもその後、サービス:lmadmin_ptcの「停止」による「-61」エラーが頻発する場合は、次の対応をお試し
下さい。

  1. Windowsの検索ボックスで「サービス」と入力します。
  2. 検索結果から「サービス」をクリックします。
  3. サービスメニューで、サービス名「lmadmin_ptc」を確認します。
  4. サービス名「lmadmin_ptc」をダブルクリックします。
  5. 「lmadmin_ptcのプロパティ」のダイアログボックスが表示されます。
  6. スタートアップの種類を「自動」から「自動(遅延開始)」に変更し、「OK」をクリックします。
  7. 「サービス」のダイアログボックスを閉じます。
  8. 上記の設定で、「-61」エラーの発生が改善しないか、しばらく様子を見ます。

【4】重複インストールの確認と対応

  1. ライセンスサーバーのインストールの状態を確認するために、スタートボタン>右クリック>タスクマネージャー をクリックします。
  2. 「タスクマネージャー」のダイアログボックスにて、詳細タブを開きます。
  3. 「lmadmin.exe」と「ptc_d.exe」の実行ファイルが一つずつであるか確認してください。一つずつが正常な状態です。
  4. 複数存在している場合は、右ボタン>ファイルの場所を開く を利用し、実行ファイルの場所を確認、インストールフォルダー「C:\Program Files\PTC\FLEXnet Admin License Server」以外であれば、手動で削除します。
  5. また、「lmadmin.exe」が存在している場合は、「lmgrd.exe」の実行ファイルは不要ですので、コントロールパネル>プログラムと機能 を利用して「lmgrd.exe」を削除してください。

【5】その他の対応方法

    以下のPTCのeSupportに「-61」エラーの対応方法がまとめてありますので、必要に応じてご利用下さい。
    なお、リンク先にはPTCアカウント名でのログインが必要です。

    Error (-61)


この記事を書いた人

橋本 晃太

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア