- 記事の概要
- 図面サイズの変更方法
目次
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。
今回はCreo の図面サイズの変更方法についてご紹介します。
図面サイズの変更方法
作成中の図面サイズを変更したい場合の手順を紹介します。
最初にA4 横サイズで図面を作成、途中でA3 サイズに変更する場合を例として示します。
-
画面の左下には、作成中の図面の情報が表示されています。
-
「レイアウトタブ」の「ドキュメントグループ」の「シート設定」をクリックします。
-
「シート設定」のダイアログボックスで、現在の「シート番号」と「図面サイズ」の情報が表示されます。
-
現在のフォーマット「A4 サイズ」をクリックすると、右側に▼ボタンが表示されるので、この▼ボタンをクリックすると、
選択可能なサイズが表示されます。
-
変更したい図面サイズを選択し、「OK」をクリックします。
-
選択した図面サイズに変更されます。
Creo 図面での面取り記号「C」を標準表示に設定する方法
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。
今回はCreo の図面で、面取り記号「C」を標準表示に設定する方法をご紹介致します
Creo の図面で、面取り記号「C」を標準表示にする方法
-
3D モデルで面取りを選択すると、「エッジ面取り」タブが表示され、標準では「D×D」が表示されます。
-
この「D×D」で作成した面取りを図面のアノテーションで表示すると、下記のようになります。
-
面取り記号「C」を表示させるために、「45×D」を選択して、面取りを作成します。
-
標準設定時、この「45×D」で作成した面取りを、標準の図面のアノテーションで表示すると、下記のようになります。
-
面取り記号「C」を表示させるために、図面のプロパティを設定します。
図面作成画面にて、ファイル>準備>図面プロパティ をクリックします。
「図面プロパティ」のダイアログボックスにて、「詳細オプション」の「変更」をクリックします。
-
「オプション」ダイアログボックスにて、「サーチ」をクリックします。
「サーチオプション」のダイアログボックスにて
1.キーワードを入力:default_chamfer_text、3.値:cd に設定
追加/変更>閉じる
-
「オプション」ダイアログボックスにて、「OK」を、「図面プロパティ」のダイアログボックスにて、
「閉じる」をクリックします。
-
図面の画面にて、再ペイントを実行すると、「45°×0.5」の表示が、「C0.5」の表示に変わります。
なお、上記の設定は、現在作成中の図面のみへの適用となります。
全て図面へ適用するには、会社専用図面のフォーマット等へ、上記と同様の適用が必要になります。
参考情報
初期状態で面取りを作成する場合、面取り作成方法で「D×D」がプルダウンメニューの最初に表示されています。
今回のように、図面で必ず「C0.5」の表記にしたい場合は、毎回、3D モデルで、面取り作成のプルダウンメニューから「45×D」を選
択する必要があります。
そこで、以下の設定をすることで、3D モデルでの面取り作成のプルダウンメニューの最初の表示を「45×D」にすることが可能です。
-
3D モデルの画面にて、ファイル>オプション>コンフィグレーションエディタをクリックします。
-
「Creo Parametric オプション」のダイアログボックスが表示されます。
「追加」ボタンをクリックし、「オプション」のダイアログボックスに、オプション名:default_chamfer_scheme 値:45xDと直接設定し、「OK」をクリックします。 -
「Creo Parametric オプション」のダイアログボックスで「OK」、「Creo Parametric オプション」のダイアログボックスで、この設定を今後も使う場合は「はい」を、今回だけ使う場合は「いいえ」をクリックします。
-
3D モデル画面で、モデルタブ>エンジニアリンググループ>面取り をクリックすると、面取り作成のプルダウンメニューの最初の表示が「45×D」で表示されます。
Creo の図面をプリンタで出力するための設定
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。
今回はCreo の図面をプリンタで出力するための設定(Creo6.0 用、Creo3.0 以降も手順は同じ)についてご紹介します。
[1]Creo の図面をプリンタで出力するための設定(Creo6.0 用、Creo3.0 以降も手順は同じ)
PC に接続されているプリンタで図面を出力するには、次の手順をお試しください。
- 図面モードで、ファイルタブ>印刷>印刷
- 印刷タブ>設定>「プリンタコンフィグレーション」が表示されます。
- 「プリンタコンフィギュレーション」にてプリンタタブをクリック>ペン:テーブルファイル → 「table.pnt」に設定されていることを確認 → OK 上記は、線の太さの定義ファイルで、[2]で説明します。
- 「終了」グループの「印刷」をクリック
- 「印刷」のポップアップメニューが表示されます。
- プリンタ名:***▼ ここでPC に接続されているお使いのプリンタ名をプルダウンメニュー▼から指定してください。 プリンタ指定後、「プロパティ」にて、プリンタ出力をモノクロ印刷するか、カラー印刷するか 等を設定できます。
- 上記の設定後、「OK」にて印刷出力します。
プリンタコンフィグレーションの「出力先」のタブ設定は使用しません。
出力図面の線の太さの設定方法
Creo はテキストファイルである「ペンテーブルファイル」にて、出力の線の太さを設定しています。以下、概略を記載致します。
- ペンテーブルファイルの作成
メモ帳を開き、以下のように記述をします。 pen 1 thickness .05 cm ↑ペン番号1 を0.5mm 幅で出力という意味になります。
なお、ペン番号1 はモデルの外形線です。
どの種類の線が何番ペンかの一覧は下記をご確認ください
- ジオメトリ
- <文字
- 隠線
- ハイライト
- 板金
- 断面
- 暗色メニュー
- エッジ高さ
記述例)
- Pen 1 thickness .05 cm
- pen 2 thickness .03 cm
- pen 3 thickness .03 cm
- pen 4 thickness .07 cm
注記ペンテーブルでは、線幅以外に、線種、色が設定できます。ペン番号が最初、色は最後に記載する必要がありますが、後の記述の順番は決められておりません。
記述の詳細は、ヘルプにて「table.pnt」で検索すると「例:table.pnt ファイル」という記事がヒットしますのでそちらをご参照ください。
- ファイル名を「table.pnt」として保存します。 保存場所は半角英数のフォルダであればどこでも結構です。 例)c:\aaa\table.pnt
- オプションの設定 [ファイル]→[オプション]→[コンフィギュレーションエディタ]をクリックします。
以下オプションを設定し、config.pro に保存します。
オプション名:pen_table_file
値:table.pnt までのパス (例:c:\aaa\table.pnt)補足初期値では、4 番ペンまでしか設定できません。
8 番ペンまで設定したい場合は、以下のオプションも追加します。 オプション名:use_8_plotter_pens 値:yes(デフォルトはno)
- Creo(Pro/E)を再起動し設定を有効化します。
- 出力時の確認
[設定]ボタンを押して、プリンタコンフィギュレーションを起動します。
[プリンタ]タブ→「テーブルファイル」にチェックをいれ、 パスが記載されている (例:C:\aaa\table.pnt)が入っているかどうかご確認のうえ、印刷してください。PDF に出力の場合、
[PDF エクスポート設定]→[一般]タブ→「ペンテーブルを使用」のチェックを入れて出力します。