Creo Parametric 図面を希望の背景で出力する方法

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング製品技術チームの村井です。

今回は、図面を希望の背景で出力する方法をCreo4.0を用いて説明いたします。

【例１：希望の色の背景の場合】

次の手順で、背景色の画像をBMP形式で準備します。（BMP以外では表示出来ません）
Windows10の「ペイント」を起動し、希望の背景色を作成します。
ファイルタブ＞名前を付けて保存＞BMP画像＞例として「test_yellow.bmp」で保存します。
印刷したいモデルやアセンブリを開きます。
図面を作成し、モデルビュー＞一般でモデルを配置し、位置調整をします。
ビューを選択し右ボタン＞プロパティ＞ビュー表示＞この例では「隠線」に設定＞OK をクリックします。
図面のビューが隠線表示になります。
次の手順で、作成した背景色を取り込みます。
図面で、レイアウトタブ>挿入グループ>オブジェクトをクリックします。
「オブジェクトを挿入」のダイアログボックスが表示されます。
ファイルから作成＞参照にて上記(3)のファイルを指定＞開くをクリックします。
「オブジェクトを挿入」のダイアログボックス＞OK をクリックします。
図面に背景色のファイルが挿入されます。
なお、オブジェクトが挿入されることで、グラフィックウィンドではオブジェクトと重なった部分で、モデルビューは見えなくなります。
モデルツリー＞オブジェクト＞オブジェクト2 をクリックします。オブジェクトが選択されます。
位置調整と拡大縮小調整をして、図面のサイズに合わせます。
次の手順で、PDF出力します。
ファイルタブ＞印刷＞印刷をクリックします。
印刷用の画面が表示されます。
印刷タブ＞終了グループ＞プレビューをクリックします。印刷状態が確認出来ます。
印刷タブ＞終了グループ＞印刷をクリックします。
「印刷」のダイアログボックスが表示されます。
プリンター名＞Microsoft Print to PDF＞OK をクリックします。
出力するPDFファイルの名前を「TEST1」と入力し、保存をクリックします。ファイルが保存されます。
ファイルTEST1.PDFを開きます。希望の背景色でpdf出力されていることが確認出来ます。

【例２：希望の背景画像の場合】

希望の背景画像をBMP形式で準備します。（BMP以外では表示出来ません）
印刷したいモデルやアセンブリを開きます。
図面を作成し、モデルビュー＞一般でモデルを配置し、位置調整をします。
ビューを選択し右ボタン＞プロパティ＞ビュー表示＞この例では「隠線なし」に設定＞OK をクリックします。
図面のビューが隠線なし表示になります。
次の手順で、作成した背景画像を取り込みます。
図面で、レイアウトタブ>挿入グループ>オブジェクトをクリックします。
「オブジェクトを挿入」のダイアログボックスが表示されます。
ファイルから作成＞参照にて上記(1)のファイルを指定＞開くをクリックします。
「オブジェクトを挿入」のダイアログボックス＞OK をクリックします。
図面に背景画像のファイルが挿入されます。
なお、オブジェクトが挿入されることでグラフィックウィンドでは、オブジェクトと重なった部分でモデルビューは見えなくなります。
モデルツリー＞オブジェクト＞オブジェクトをクリックします。オブジェクトが選択されます。
位置調整と拡大縮小調整をして、図面のサイズに合わせます。
次の手順で、PDF出力します。
ファイルタブ＞印刷＞印刷をクリックします。
印刷用の画面が表示されます。
印刷タブ＞終了グループ＞プレビューをクリックします。印刷状態が確認出来ます。
印刷タブ＞終了グループ＞印刷をクリックします。
「印刷」のダイアログボックスが表示されます。
プリンター名＞Microsoft Print to PDF＞OK をクリックします。
出力するPDFファイルの名前を「TEST2」と入力し、保存をクリックします。ファイルが保存されます。
ファイル TEST2.PDF を開きます。希望の背景色でpdf出力されていることが確認出来ます。