操作方法/TIPS
CAD
Creo Parametric
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 橋本です。
今回は、図面のデフォルトスケールを変更する方法を、Creo 4.0を用いてご紹介します。
図面のデフォルトスケールを変更する方法
下図をモデルとします。
例えば、A4横で図面を作成します。
図面枠の下には下記表記があり、スケールは自動で「1:2」に設定されていることが分かります。
図面ビューのプロパティのスケールでも、自動で「1:2」に設定されていることが確認出来ます。
常に図面のスケールを、例えば「1:1」に設定したい場合は、次の手順で、config.pro を設定します。
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ファイル>オプション>コンフィギュレーションエディタ>サーチをクリックします。
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キーワード:default_draw_scaleをキー入力し、「サーチ」をクリックします。下図が表示されます。
値のデフォルト値は「-1」で、これはスケールの自動設定を意味しています。
- デフォルトスケールを常に「1:1」に設定したい場合は、値に「1」をキー入力します。
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「追加/変更」をクリックします。
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変更結果が表示されます。「OK」をクリックします。
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「Creo Parametric オプション」のダイアログボックスが表示されます。「はい」をクリックします。
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「名前を付けて保存」のダイアログボックスが表示されます。保存フォルダとファイル名を確認して、「OK」をクリックします。
新規で同じ図面をA4横で作成します。
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図面枠の下には、下記表記があり、スケールは「1:1」に設定されていることが分かります。
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図面ビューのプロパティの、スケールでも「1:1」に設定されていることが確認出来ます。
上記の様に、デフォルトスケールの値を変更したい場合は、コンフィギュレーションエディタで、オプションコマンド:default_draw_scale
オプション値:0 以上の値
に設定します。なお、「-1.0」に設定した場合は自動スケールになります。