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2022/03/25

- Creo Parametric 板金図面で製品形状と平展開形状を表示する方法 -

操作方法/TIPS CAD Creo Parametric

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。

今回は、Creo Parametricで板金図面で製品形状と平展開形状を表示する方法について

Creo4.0を用いてご紹介します。

この資料では、下図の様な板金形状をサンプルとします。

【1】コンフィグレーションオプションの設定

  1. ファイルタブ>オプション>コンフィグレーションエディタ>サーチをクリックします。
  2. サーチオプション」ダイアログボックスが表示されます。
  3. キーワード:enable_flat_state 値:yesに設定>追加/変更>閉じるをクリックします。
  4. 「Creo Parametric オプション」ダイアログボックス>「OK」をクリックします。
  5. 「Creo Parametric オプション」ポップアップ>「はい」をクリックします。
  6. 「名前を付けて保存」ダイアログボックス>「OK」をクリックします。

【2】ベンド解除フィーチャーの作成

  1. ファイルタブ>準備>モデル特性をクリックします。

  2. 「モデル特性」ダイアログボックスが表示されます。
  3. 板金>フラットステートインスタンス>変更をクリックします。
  4. メニューマネージャ>フラットステート>作成をクリックします。
  5. フラットパターンのインスタンス名を入力>終了をクリックします。
  6. メニューマネージャ>部品ステート>完全成形をクリックします。
  7. ベンド解除の状態が表示されます。
  8. 状態を確認して「終了」をクリックします。
  9. メニューマネージャ>終了/戻る をクリックします。
  10. モデル特性>閉じる をクリックします。

【3】モデルツリーの設定

  1. モデルツリー>設定>ツリーフィルタをクリックします。
  2. モデルツリーアイテム>抑制済みオブジェクトにチェック>OKをクリックします。
  3. モデルツリーの最後にベンド解除 フィーチャーが抑制された状態で作成され、このベンド解除 フィーチャーをジェネリックで抑制、インスタンスではレジュームするファミリーテーブルが作成されます。
  4. 作成したモデルを保存します。

【4】図面の作成

  1. 新規作成で図面を作成します。
  2. インスタンス選択>ジェネリック>開くをクリックします。
  3. ジェネリックの必要なビューを追加して図面を作成します。左下側のモデルツリーから、ジェネリックモデルが選択されていることが分かります。
  4. レイアウトタブ>モデルビューグループ>図面モデルをクリックします。
  5. メニューマネージャ>図面モデル>モデル追加をクリックします。
  6. 「開く」ダイアログボックス>フラットパターンのインスタンスを指定>開くをクリックします。
  7. メニューマネージャ>終了/戻るをクリックします。
  8. 左下側のモデルツリーから、フラットパターンのインスタンスが選択されていることが分かります。
  9. レイアウトタブ>モデルビュー>一般ビューをクリックします。
  10. 平展開したフラットパターンのビューを追加配置します。

    以上の手順で、板金図面に製品形状と平展開形状を表示することが出来ます。


この記事を書いた人

村井 康児

旭エンジニアリング株式会社
製品技術チーム セールスエンジニア

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