操作方法/TIPS
CAD
Creo Parametric
記事の概要
皆さん、こんにちは。
旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。
今回は、Creo Parametricで板金図面で製品形状と平展開形状を表示する方法について
Creo4.0を用いてご紹介します。
この資料では、下図の様な板金形状をサンプルとします。
【1】コンフィグレーションオプションの設定
- ファイルタブ>オプション>コンフィグレーションエディタ>サーチをクリックします。
- 「サーチオプション」ダイアログボックスが表示されます。
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キーワード:enable_flat_state 値:yesに設定>追加/変更>閉じるをクリックします。
- 「Creo Parametric オプション」ダイアログボックス>「OK」をクリックします。
- 「Creo Parametric オプション」ポップアップ>「はい」をクリックします。
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「名前を付けて保存」ダイアログボックス>「OK」をクリックします。
【2】ベンド解除フィーチャーの作成
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ファイルタブ>準備>モデル特性をクリックします。
- 「モデル特性」ダイアログボックスが表示されます。
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板金>フラットステートインスタンス>変更をクリックします。
- メニューマネージャ>フラットステート>作成をクリックします。
- フラットパターンのインスタンス名を入力>終了をクリックします。
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メニューマネージャ>部品ステート>完全成形をクリックします。
- ベンド解除の状態が表示されます。
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状態を確認して「終了」をクリックします。
- メニューマネージャ>終了/戻る をクリックします。
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モデル特性>閉じる をクリックします。
【3】モデルツリーの設定
- モデルツリー>設定>ツリーフィルタをクリックします。
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モデルツリーアイテム>抑制済みオブジェクトにチェック>OKをクリックします。
- モデルツリーの最後にベンド解除 フィーチャーが抑制された状態で作成され、このベンド解除 フィーチャーをジェネリックで抑制、インスタンスではレジュームするファミリーテーブルが作成されます。
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作成したモデルを保存します。
【4】図面の作成
- 新規作成で図面を作成します。
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インスタンス選択>ジェネリック>開くをクリックします。
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ジェネリックの必要なビューを追加して図面を作成します。左下側のモデルツリーから、ジェネリックモデルが選択されていることが分かります。
- レイアウトタブ>モデルビューグループ>図面モデルをクリックします。
- メニューマネージャ>図面モデル>モデル追加をクリックします。
- 「開く」ダイアログボックス>フラットパターンのインスタンスを指定>開くをクリックします。
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メニューマネージャ>終了/戻るをクリックします。
- 左下側のモデルツリーから、フラットパターンのインスタンスが選択されていることが分かります。
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レイアウトタブ>モデルビュー>一般ビューをクリックします。
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平展開したフラットパターンのビューを追加配置します。
以上の手順で、板金図面に製品形状と平展開形状を表示することが出来ます。