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2021/07/14

- Creo 幾何公差の簡単な作成例 -

操作方法/TIPS CAD Creo Parametric

記事の概要

皆さん、こんにちは。

旭エンジニアリング 製品技術チームの 村井です。

今回は、Creo Parametric の図面で、幾何公差を作成する手順を簡単な例でご紹介します。

この資料では、下記の手順をCreo Parametric4.0の例で説明します。

・平面度を0.02 に設定する
・データムA を基準とした平行度

[1]平面度を0.02 に設定する

  1. 図面にて、アノテーションタブ>アノテーショングループ>幾何公差をクリックします。
  2. 初期設定の幾何公差が表示されますので、配置したいサーフェスをクリックします。
    選択されたサーフェスに矢印が固定されますので、幾何公差を希望の場所に配置し、中ボタンをクリックして位置を確定します。
  3. 幾何公差が配置されると、幾何公差タブが表示されます。
  4. 幾何公差タブ>シンボルグループ>幾何公差特性をクリックして、プルダウンメニューから、平面度を選択します。
    幾何公差の特性記号が、位置度から平面度に変化します。
  5. 幾何公差の数値を、0.01 から0.02に変更し、エンターキーを押します。
    何もない場所で左ボタンをクリックし、確定します。

[2]データムA を配置する

  1. アノテーションタブ>アノテーショングループ>データムフィーチャーのシンボルをクリックします。
  2. データムシンボルが表示されるので、配置したいサーフェスをクリックします。
    選択されたサーフェスにデータムが固定されますので、シンボルを希望の場所に配置し、中ボタンをクリックして位置を確定します。
    何もない場所で左ボタンをクリックし、確定します。
  3. [3]平行度0.05 を設定する

    1. アノテーションタブ>アノテーショングループ>幾何公差をクリックします。
    2. 先ほど設定した平面度の何公差が表示されますので、そのまま配置したいサーフェスをクリックします。
      選択されたサーフェスに矢印が固定されますので、幾何公差を希望の場所に配置し、中ボタンをクリックして確定します。
    3. 幾何公差が配置されると、幾何公差タブが表示されます。

    4. 幾何公差タブ>シンボルグループ>幾何公差特性をクリックして、プルダウンメニューから、平行度を選択します。
      幾何公差の特性記号が、平面度から平行度に変化します。
    5. 幾何公差の数値を、0.02 から0.05に変更し、エンターキーを押します。
      何もない場所で左ボタンをクリックし、確定します。しかし、平行度はデータム指示が必要なので、幾何公差に赤い下線が表示されています。
    6. 幾何公差を選択し、幾何公差タブ>幾何公差とデータムグループ>一次データム参照をクリックします。
      選択」ダイアログボックスが表示されます。
      データムAを選択します。
    7. 「選択」ダイアログボックスに「データムA」が追加されます。「OK」をクリックします。
    8. 幾何公差を選択し、shift キーを押しながら幾何公差の位置を右側にドラッグします。
      何もない場所で左ボタンをクリックし、確定します。以上で目的の幾何公差が作成出来ました。


    この記事を書いた人

    村井 康児

    旭エンジニアリング株式会社
    製品技術チーム セールスエンジニア

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